ウエイト・トレーニングにおける運動強度は先にも述べた通り、重ければ重いほど効果があるというものではありません。筋力、筋肥大(きんひだい)、パワー、筋持久力(きんじきゅうりょく)などの目的によって運動強度、量などに変化をもたせる必要があります。
では具体意的にどのくらいの運動強度を用いればいいのでしょうか?
あるアメリカの運動生理学博士の著書には筋力強化のためには最大筋力の80~90%の負荷を用いて5~10回の反復を3~4セットほど、筋肥大(きんひだい)では60~80%の負荷で10~15回を3~4セット、筋持久力では30~50%の負荷で20~60回の反復を3~4セットで実施するのが効果的であると記載されています。(表1参照)
※1つの種目を10回反復したとするとこれを1セットと数えます。その後、インターバル(休憩時間)をとり、さらに同じ種目を10回反復したとすると2セット行ったことになります。
| 目的 | 筋力アップ | 筋力強化 | 筋肥大 | パワー・アップ | 筋持久力 |
| 最大筋力(%) | 100~90% | 90~80% | 80~60% | 60~30% | 50~30% |
| 反復回数(回) | 1~3回 | 5~10回 | 10~15回 | 10~20回 | 20~60回 |
| 適応時間(秒) | 6~10秒 | 10~20秒 | 20~30秒 | 10~20秒 | 45~90秒 |
| 休憩時間(分) | 3~5分 | 2~3分 | 1~2分 | 3~5分 | 1~2分 |
※しかし、個人の体力、体質、経験などを十分に考慮した上で、目的に合わせた筋力強化をはかろうとするならば、前述のように単純にはいえませんが....
軽く感じるようになったらウエイトの再設定を
ウエイト・トレーニングを継続的に行っていくと、当初、重たく感じられた重量がしだいに軽く感じるようになります。このような状態を続けていくと、『筋力の向上』は頭打ちになってしまいます。
一定の効果が上がれば、ある段階で負荷を重たくするなどしていかなければそれ以上の向上はあり得ません。