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毎日の生活習慣を少し見直すだけでも、ダイエットのサポートになります。ここでは、生活習慣からできるダイエットのコツや、運動・食事に関するよくある疑問を、Q&A形式でお答えします。
生活習慣の中で手軽に行えるのが、入浴で体を温めることです。お風呂で体を温めると血行がよくなり、代謝のサポートになります。
ここで関わってくるのが「脂肪細胞」です。脂肪細胞には、エネルギーを蓄える白色脂肪細胞と、蓄えた脂肪を燃やして熱をつくる褐色脂肪細胞の2種類があります。
白色脂肪細胞は、余ったエネルギーを脂肪として蓄える細胞で、いわゆる「体脂肪」の多くがこれです。一方、褐色脂肪細胞は、首まわり・肩甲骨まわり・脇の下・脊髄まわりなどに分布し、寒さや運動などの刺激を受けると、白色脂肪細胞に蓄えられた脂肪を燃やして熱を産生するという、ダイエットの味方ともいえる細胞です。
この性質を利用したのが、入浴後の温冷の刺激です。お風呂で体を温めたあと、褐色脂肪細胞が多い首・肩・脇まわりに、シャワーで少し冷たい水をあてる(温冷交代浴)と、寒冷刺激によって褐色脂肪細胞が活性化し、脂肪燃焼のサポートになると考えられています。ただし、心臓に持病のある方や高齢の方は、急な温度変化(ヒートショック)が体に負担となることがあるので、無理のない範囲で行ってください。なお、これだけで大きく痩せるわけではなく、あくまで運動・食事と組み合わせての「土台づくり」と考えましょう。
まず大切なのがシューズ選びです。ウォーキングを始めたばかりの頃によくあるのが、膝や足の裏を痛めてしまうこと。これを避けるには、靴選びがポイントになります。靴底に適度なクッション性があり、大きすぎず小さすぎない、足に合ったものを選びましょう。そのうえで、無理のない範囲でスタートしてください。
次にペースも大切です。脂肪を燃やすのに効果的とされるのは、ごく軽く息が弾みつつ、会話ができる程度の速さです。もちろん、最初からこのペースで行う必要はなく、多少ゆっくりでも十分な効果が期待できますので、安心してください。時間は30分程度が一つの目安ですが、それ以上でも構いません。くれぐれも無理のないようにしましょう。慣れてきたら、少しずつ時間や距離を延ばしていくのがおすすめです。歩く前後に軽くストレッチをすると、ケガの予防にもなります。
筋肉痛は、運動によって筋線維に微細な傷がつき、その回復の過程で炎症が起こることで生じると考えられています(かつては乳酸が原因と言われましたが、現在は否定されています)。筋肉痛が起きている期間は、傷ついた筋線維が修復されている、いわば「筋肉の休息・回復期間」です。
この回復期間に、同じ部位を無理に追い込むトレーニングを行っても、回復を妨げてしまい、あまり効果的ではありません。筋肉痛は通常1〜3日ほどで治まるので、その部位については、痛みが治まるのを待つのが基本です。「トレーニング→休息(回復)」を繰り返していくことで、筋肉は少しずつ強くなり、同じ負荷では筋肉痛が起こりにくくなっていきます。ですから、強い筋肉痛があるときに、その部位を無理にトレーニングする必要はありません。
ただし、軽い筋肉痛であれば、痛む部位を避けて別の部位を鍛えたり、軽いウォーキングなどで血流を促したりするのは問題ありません。痛みが1週間以上続く場合や、強い痛み・腫れがある場合は、ケガの可能性もあるので、無理をせず様子を見るか、医療機関に相談しましょう。
太りやすい・太りにくいは、体質(基礎代謝や筋肉量など)にもよりますが、それ以上に生活習慣が大きく関わっている可能性が高いです。
例えば、朝食を抜いている人より、毎朝きちんと朝食をとっている人のほうが、太りにくい傾向があります。朝食をとることで内臓が活発に働き始め、代謝が上がりやすくなるからです。また、朝食を抜くと、昼や夜に強い空腹感から食べすぎてしまったり、血糖値が急上昇して脂肪を蓄えやすくなったりしがちですが、朝食をとっている人はそうしたことが少なくなります。
朝食は、脂質の多いものより、野菜・果物・パンや玄米おにぎり・たんぱく質(卵・納豆・乳製品など)をバランスよくとるのがおすすめです。しっかり噛んで食べることも、満足感を高め、食べすぎ防止に役立ちます。
『ダイエット中は間食を絶対にしてはいけない』と思う方は多いようです。確かに、間食は食べないにこしたことはありません。しかし、これまで定期的に間食していた方が、いきなりその習慣を断つと、かえってストレスがたまり、反動で暴食してしまう恐れがあります。そこで、食べるものを厳選し、量を少なめにして間食するのが現実的でおすすめです。
夕食後、寝る前にお腹がすいて眠れないようなときは、豆乳ココアなど、甘みのある温かい飲み物で落ち着くこともあります。ダイエット中の間食としておすすめなのは、ヨーグルトやドライフルーツ、さつまいもやかぼちゃを甘く煮たもの、温かい飲み物など。スナック菓子を食べていた人は、最初は物足りないかもしれませんが、そのうちシンプルで優しい甘さに満足できるようになっていくでしょう。なお、間食は1日200kcal程度までを目安にし、できれば寝る直前(就寝の2〜3時間前以降)は避けると、より効果的です。間食するなら、栄養のあるものを選び、ストレスをためずにダイエットを続けていきましょう。
生活習慣からのダイエットは、無理なく続けられるのが魅力です。入浴後の温冷刺激で褐色脂肪細胞をサポート、ウォーキングは合った靴で会話できる速さを30分ほど、筋肉痛のときはその部位を休ませる、朝食をきちんととって代謝アップ、間食は質を選んで少なめに——これらを地道に積み重ねることが、太りにくい体づくりの近道です。完璧を目指さず、できることから始めましょう。
※本記事は一般的な健康・栄養情報です。持病のある方(とくに心臓疾患・高血圧の方の温冷交代浴)、減量に不安のある方は、医師や管理栄養士にご相談ください。