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Q.週1回の運動でも効果があるのでしょうか?
結論から言うとあまり期待できません。
そもそもトレーニングを行うということは我々が日常生活で身体を使う機会がなくなってしまったからするものです。
ご存知のとおり身体を使わないでいると体力はどんどん低下していきます。低下すると日常生活に色々と支障がでてくるので、そうならないように我々はトレーニングをするのです。それでは週1回の運動で、その穴埋めができるかというとほとんど皆無に等しいのです。
なぜなら、我々の運動不足の量は相当量だからです。
そのつじつまを合わせるためにも少なくとも週2~3回は行うべきでしょう。
Q.有酸素運動とはどんな運動ですか?
私たちの身体活動にはエネルギーの供給が不可欠です。
このエネルギー産出には酸素を必要とする(有酸素系)方法と、必要としない(無酸素系)方法とがあります。この有酸素系のメカニズムでは、酸素の供給があれば長時間運動を持続することができます。
スタミナ作りのためには大気中の酸素をできるだけ多く摂取する能力(酸素摂取量)を高めることが必要不可欠です。
そのためのトレーニング法が『有酸素運動(エアロビック・エクササイズ)』なのです。
その代表的なものにはウォーキングや水泳などがあります。
Q.オーバー・トレーニングの症状と対策を教えてください。
オーバー・トレーニングとはトレーニングによる疲労の回復が正常になされない状態のことをいい、その症状は大きく分けて、交感神経タイプと副交感神経タイプの2種類があります。
オーバー・トレーニングによる症状は、数週間の短いものから年単位に及ぶものまであり、その症状は様々です。
また風邪をひきやすいなどの症状がある場合はオーバー・トレーニングを疑う必要があります。
原因不明の競技力の低下を感じたなら、早期にオーバー・トレーニングを疑い、専門医にかかる必要があります。
Q.筋肉痛はなぜ起こるのですか?
トレーニング中に感じる筋肉痛は、疲労物質である『乳酸』の蓄積が原因と言われています。
一方、1~2日後に生ずる筋肉痛(遅発性)は筋線維に生じた微細なダメージ(炎症、部分断裂)が原因と言われています。
ちなみに、階段や山を降りるような運動動作では、この『遅発性筋肉痛』が生じやすいといわれています。
Q.風邪のときはトレーニングをどうしたら良いのでしょうか?
軽い風邪や咽頭炎(いんとうえん)を除いて、トレーニングを中止するのが原則です。
練習すれば治るというように思っている人もいるようですが、風邪にかかっているときにトレーニングを行うことは、精神的な満足感を得るだけのものです。
風邪にかかると酸素交換を行う肺の機能に障害をきたし、呼吸機能は低下し、軽い運動でも心拍数が増大し、心肺機能にも影響を与えます。
また、ふしぶしが痛むこともあるように、筋肉や関節にも大きな影響が及びます。
トレーニングの中止の目安としては、①発熱 ②強い全身の倦怠感 ③強い頭痛 ④強い咽頭炎が上げられます。
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