フィットネスかわら版

身体組成と体脂肪率の正しい測定法

現代では減量のことをダイエットと呼ぶことが多いのですが正確には減量とダイエットは意味が異なります。
減量という言葉を辞書で引くと『分量(体重)が減ること。
分量(体重)を減らすこと』、一方、ダイエット(Diet)の方は 『食餌療法、食事制限のこと』と書かれています。このように減量とダイエットとは言葉の意味が異なります。

BMIとカウプ指数

肥満とは体脂肪が過剰に蓄積された状態のことをいいます。
肥満かどうかを判断する方法で昔からブローカー指数、ローレル指数、カウプ指数などが用いられてきました。
なかでも近年、カウプ指数は体脂肪率との相関関係が比較的高いのでよく用いられるようになりました。
このことから今日ではBMI(Body Mass Index)といえばカウプ指数を指していると思っても間違いないと思います。

ちなみにカウプ指数の求め方は、体重(kg)÷(身長(m)×身長(m)です。

しかしこの指数では身体の大きさは把握できたとしても、本当に肥満なのかどうかまでは判断することはできません。(立方体の容積(体積)を求めるときに用いる計算式、『たて×横×高さ』みたいなものです。
つまりこの計算式で容積は求められたしてもその立方体の中には何が、どのくらい詰まっているのかまでは判断できませんよね?)
BMIはこのように科学的な根拠が乏しい計測方法なので参考程度にしかなりません。
今でもBMIで減量目標を決めてしまう無学な指導者をときおりみかけますが、減量するか否かを判定するにはやはり体脂肪率を測定する必要があるのです。

体脂肪計の測定条件

先にも述べたとおり減量をする必要があるかどうかというのは体脂肪率を測定する必要があります。
今日、体脂肪率を測定する方法はさまざまなものが存在します。
代表的なものを挙げると水中体重法、インピーダンス法、近赤外線法、皮下脂肪厚法などがあります。
この中でもっとも正確に判定できる方法は水中体重法です。
しかし、水中体重法はかなり大掛かりな測定方法なのであまり一般的ではありません。
そこで近頃では簡易的に体脂肪率の測定ができる方法としてインピーダンス法が多く用いられるようになりました。
その仕組みは、体内に微弱な電流を流し、電気抵抗(電気の通りやすさ、通りにくさ)を測ることで脂肪の量を割り出すというものです。
現在、最も普及している計測器としてTANITA社製の体脂肪率計が有名ではないでしょうか?
しかし、この機器での測定結果はやや高めにでてしまいますし、さらに測定条件によってはかなり誤差が生じてしまうという弱点があります。
使用する前には取り扱い説明書をよく読み、その機器の仕組みをよく理解する必要があります。
以下にTANITA社製の体脂肪計を計測する時の注意点と判定基準を載せたいと思います。計測時の参考にしてください。(下記参照)

  1. 起床後3時間以上経過していること
  2. 食後3時間以上経過していること
  3. 運動後3時間以上経過していること
  4. 測定する部位が汚れていないこと
  5. 電極版が汚れていないこと
  6. タニタ社製の体内脂肪計は素足で測ること
  7. トレッドミルなどの振動するもののそばで測らないこと
  8. 測定前に水分を取らないこと
 適正  軽度な肥満  肥満  極度の肥満
男性 14~23% 25~30%  30~35% 35%以上
女性 17~27% 30~35%  35~40% 40%以上

表.TANITA社製の体内脂肪量計用の判定基準(東京慈恵医科大学のデーター)

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当サイトの編集長の佐藤です。
フィットネスクラブ、体育施設、大学などでトレーナーとして18年間活動してましたが、約8年前に現在の会社に就職し、現在は都内にある接骨院でカイロプラクターとして働いています。
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