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- 生活習慣病を防ぐには食習慣の見直しと適度な運動を心掛けよう!
生活習慣病はかつて『成人病』と呼ばれていた時期がありました。
しかし、成人病は必ずしも成人と定義づけられる人だけが発症するとは限らないという理由により、1996年に『生活習慣病』という呼び名に置き換わりました。
さて、この『生活習慣病』になってしまう原因は大きく3つに大別することができます。
- 遺伝子の異常や加齢などの遺伝的要因
- 病原体、事故、ストレッサーなどの外部環境要因
- 食習慣、運動習慣、喫煙、飲酒習慣などの生活習慣要因
上記のように様々な要因が複雑に関連し、『生活習慣病』を発病してしまうのです。(1.と2.は個人で対処するのは困難ですが、3.の『生活習慣要因』は頑張れば個人で対処することは可能です)
成人病が『生活習慣病』と呼ばれるようになった頃から『もっと生活習慣に着目し、子供の頃から良い生活習慣の確立や青年期と中高年期における生活習慣の見直しと改善をすることによって、病気の発症を防ごう』という考え方が日増しに強まるようになりました。
生活習慣病は生活習慣が起因となって発症する病気の総称であって、病気そのものの名前ではありません。
それでは、いったい生活習慣病にはどのような種類があるのでしょうか?
以下にその分類と具体的な傷病名を列挙したいと思います。
- 食習慣と関連するもの:インシュリン非依存型糖尿病、肥満、高脂血症(家族性のものを除く)、高尿酸血症、大腸ガンなど
- 運動習慣と関連するもの:インシュリン非依存型糖尿病、肥満、高脂血症(家族性のものを除く)、高血圧など
- 喫煙に関連するもの:肺ガン、循環器疾患(先天性のものを除く)、慢性気管支炎、肺気種、歯周病など
- 飲酒に関連するもの:アルコール性肝疾患など
生活習慣病を防ぐための正しい生活習慣とは
それではこれらの疾病にかからないようにするためには我々はどのようなことに留意しながら、日常生活を営む必要があるのでしょうか?
厚生労働省では生活習慣病を未然に防ぐための具体的な方法として、以下のような8つの行動指針を挙げています。
- 身体運動スポーツを定期的に行う
- 過度な飲酒はしない
- 喫煙をしない
- 毎日平均7~8時間寝る
- 栄養のバランスを考えて食事をする
- 毎日、朝食を摂る
- 毎日平均9時間以下の労働にとどめる
- ストレスを少なくする
日頃、定期的にトレーニングしている方なら既にいくつかの項目を満たしているという方は多いのではないでしょうか?
しかし、生活習慣病は運動さえすれば良いというものではありません。
健康であるためには運動を含めたこれら生活習慣がきちんとなされていなければなりません。
今現在、健康で何の問題もないという方でも油断して悪い生活習慣を続けていけばれ、いずれ『生活習慣病』を発症してしまうかもしれません。
正しい食習慣をおくるための4つのポイント
次に上記の5.『栄養のバランスを考えて食事をする』についてもう少しだけ詳しく触れておくことにします。
栄養バランスに気をつけるということは一見するととても難しいことのように感じる方もいるかもしれませんが、ほんの少しの心掛けで劇的に改善することができます。
そのための4つのポイントを下記に紹介したいと思います。
- 毎食、ご飯、パン、麺類の糖質食品を摂る
- 毎食、肉、魚、卵、大豆製品のおかずをつける
- 毎食、野菜料理をつける
- 間食に牛乳と果物を摂る
これらの4つのポイントを意識して1日3回、規則正しく、ゆっくり、おいしく、楽しく食べるよう心掛けましょう。
これだけなら食習慣の見直しも決して不可能なことではないのではないでしょうか?
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