自分に合わない下着やズボンを身に着けることで起こる太ももの痛み-大腿神経痛-

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大腿神経痛

多くの方は太ももの前や太ももの外側にかけて多少違和感や痛みがあったとしてもさして気にもせず放置してしまうことでしょう。
しかし、この痛みやしびれを放置し続けるとのちのち大変なことになってしまうこともあります。

もし、皆さんが大腿部前面(太ももの前面)から大腿部外側面(太ももの外側面)にかけての痛みやしびれを感じているのであれば、なるべく早くに医療機関に行くことをお勧めします。

大腿部前面から外側面にかけての痛みやしびれは大腿神経痛の可能性あり

大腿部前面から外側面にかけての痛みやしびれは『大腿神経痛(だいたいしんけいつう)』の可能性があります。
大腿部前面から外側面にかけては、大腿神経と呼ばれる神経が通っているのですが、この神経が何かしらの原因で圧迫されてしまうと痛みが痺れが誘発されてしてしまうことがあります。
これがいわゆる『大腿神経痛』と呼ばれる神経痛の一種です。
大腿神経痛の症状としては、まず、大腿部の前面や大腿部の外側面にピリピリとした痛みや痺れを感じます。
そして、ときには痛みやしびれは大腿部前面や大腿部外側面だけではなく、膝や足先にまで広がることもあるのです。
以下に主な大腿神経痛の症状を記します。

  1. 大腿部の外側面が痺れる
  2. 大腿部の前面が痺れる
  3. 膝関節が伸展しにくい

それではどのような原因で大腿神経痛が発症するようになるのでしょうか?
大腿神経痛の原因は『腰椎椎間板(ようついついかんばん)ヘルニア』、『脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)』などといった病気が引き起こす場合が多いようです。
しかし、これら以外にも日常生活のちょっとした習慣が大腿神経痛の痛みやしびれを引き起こしてしまっている可能性もあるのです。

自分に合わないタイトな下着やズボン、スカートを履くことで大腿神経痛が出ることもある

意外に思われるかもしれませんが、自分に合わないきつい下着やきついズボン、タイトスカートなどを無理矢理履くことで大腿神経が圧迫され、痛みやしびれが誘発されてしまうことがあります。
他人から痩せてるように見られたい、そんな考えからなのでしょうが、普段は履くことがないズボンやスカートを無理矢理履いたり、ベルトをきつく締め上げることによって大腿神経が圧迫されてしまい痛みやしびれを誘発してしまうのです。
この他にも肥満や妊娠などによって鼠径部が圧迫されることで大腿神経痛が誘発してしまうこともあります。
それでは大腿神経痛が出てしまった場合、我々はどのように対処すれば良いのでしょうか?
そのためには、まず、何故、痛みや痺れが引き起こされてしまったのかという原因を探し出すことから始めなければなりません。

大腿部の痛みや痺れの原因を特定するには先ずは専門医にご相談を

大腿神経痛

上記で述べてきたように大腿神経痛が発症してしまう原因は人それぞれ異なります。
先ずは最寄りの専門医にご相談してください。
痛みやしびれを引き起こしている原因が特定できたら、専門医のもとでその原因を解決するための治療を行いつつ、必要に応じて痛みをやわらげるために必要となる痛み止めを服用したり、神経ブロックの注射を行ったりしながら治療を進めることになるでしょう。
あまりにも深刻な場合は手術をすることもあります。
大腿神経が周囲に癒着して痛みや痺れを誘発しているなら癒着している部分と神経を切り離し、元の状態に戻す『神経剥離手術』、あるいは神経そのものを切除する手術を行うこともあるかもしれません。
いずれにせよ、普段から自分に合わない下着やズボン、スカートをできる限り履かないようようにし、大腿神経をあまり圧迫しすぎない方が良いと思います。
とにかく太もも周辺に痛みや痺れを感じた場合は我慢をせず、すぐに専門医に相談するようにしましょう。

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当サイトの編集長の佐藤伸一(さとうしんいち)です。
都内でトレーナーとして約20年活動し、その後、カイロプラクターとして約10年活動していました。
現在はフリーランスで活動していて主に健康や運動に関する情報を発信しています。

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